2023.05.08

楽器を自分の手足のように…

楽器の超絶プレイヤーへの賛辞などでよく使われるフレーズである。

わたしは超絶などとは程遠いが、エレキギター歴だけは無駄に長く、約20年になる。

今でもほぼ毎日弾いているのだけれど、このGWは全く触っていなかった。

理由は明確で、所謂スランプというやつである(多分)。

流石に20年もやっているので、余程超絶だったりトリッキーだったりしない限りは大抵それっぽく弾ける自信はある。

しかしここ数日は全く自分の思うように弾けている気がしない。

それは自分が「ギターのドレミを覚えていないから」である。

弦楽器の中でもバンドミュージック向けのエレキギター、エレキベースは特殊な楽器であり、五線譜でなくTAB譜を見て演奏することがほとんどだ。

同じ分類でもクラシックギターやコントラバスは五線譜を使用する。

TAB譜のおかげで、というかTAB譜のせいでエレキギタリストは自分の出している音がどの音階なのかわからないまま演奏ができてしまう。

これは五線譜で書かれる楽器では起こりえないことだ。

そしてギターで音楽理論的にセッション(即興演奏)をしようとするには「頭の中でTAB譜と五線譜を紐づける」作業が必要になる。

要は指板上の音をドレミで記憶するということである。

わたしは何度かトライしたが一向に覚えられる気配がない。

そしていったんくじけてしまった → スランプ到来というわけで。

どんな本にも、どんなYoutuberの解説でも挙げられる、「まずは指板の音を覚えること」。

これをできない以上はギタリストとしては2本足で立ってすらいない状態なのだと20年もやって今さら痛感した。

いつになったら覚えられるかなー…